盆栽のつくり方
盆栽づくりは、素材のもっている個性を見つけ出し、その長所を生かし、欠点を補いながら、美しい盆栽に仕立てていく作業です。
●素材の個性を生かす
素材はそれぞれ個性をもっています。同じ樹種でも枝を鋭角に伸ばすもの、水平に近い伸び方をするものなど様々です。鋭角に伸びる性質の枝は、針金などで水平に矯正しても、針金をはずすともとの樹姿に戻ります。盆栽づくりの原則は、素材の個性に反するような、無理なつくり方をしないことです。
●樹木の正面を決める
表土を竹ばしなどでていねいに取り除き、根張りが見えるようにします。そして、鉢をゆっくりと回しながら、前後・左右から観察し、木の姿を総合的に検討して樹姿がもっとも美しく見えるところを正面にします。そこを基準にして盆栽づくりを行います。
●樹形を決める
樹姿がはっきりしてくると、樹木お太さ、幹模様、枝の出ぐあいなどから、おのずと基本樹形を想定できます。そこで、自分が育てたい大きさを加味して、どの樹形に仕立てるかを決めます。
●整姿をする
樹形が決まったら、整姿に移ります。不要枝を切り落とし、伸びすぎている枝は切り詰めます。そのときに注意したいのは、不要枝だと思ってすべて切り落とさないことです。何本かを予備枝として残してきます。
●欠点を矯正する
幹模様や枝ぶりに欠点がある樹木は、針金などで矯正します。素材の段階では枝もあばれているので、小枝にも針金をかけて矯正します。
●鉢を選んで植え替える
これから培養を主にして仕立てていきたいときは仕立て鉢に、観賞しながら仕立てていきたいときは観賞鉢に植え替えます。
盆栽づくりは樹木の生長に合わせて
盆栽づくりは1回で完成するものではありません。樹木は年々生長し、変化していくので、それに合わせて行うようにします。最初の盆栽づくりは、樹形の骨格をつくることが主になりますから、その余裕をもたせて整姿などを行うことが大切です。枝順などは、樹木の生長に沿って決めてもいいです。
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