整姿・剪定の仕方
樹木は年々生長し、変化していきます。その生長・変化に応じて整姿・剪定を行い、樹形づくりとともに樹形の維持に努めなければなりません。出てくる枝をそのままにしておくと、枝が込みすぎ、樹姿をくずしてしまいます。樹姿を乱すような枝は剪定して、木全体に日が当たり、風通しがよくなるようにします。
●切り口の処理
枝を切り落としっぱなしにしておくと、いつまでたっても肉が巻かず、見苦しい跡が残っていたり、傷口から焼けこんで木を弱らせたりします。枝を切り落としたら、傷口が早く回復するように適切な処理が必要です。松柏類や太い枝は、枝元から切ると傷口の肉巻きが悪く、傷跡がいつまでも残るので、枝元を少し残して「ジン」になるようにします。
芽摘みの仕方
芽先を摘み取ることを「芽摘み」といいます。木は先端の芽に生長力が集中し、その芽が伸びている間は他の芽が生長しにくくなります。そこで、力の強い先端の芽を摘めば、他の芽の生長を助け、小枝を増やすことができます。小枝が増えればそれだけ栄養も分散され、節間が詰まった枝になります。芽摘みを怠ると、勢いのよい枝があっという間に伸びて、見苦しい徒長枝になります。そして、その枝に力がいくので大切な古枝が弱り、やがて枯れたりして樹姿を乱します。
●樹勢に応じて行う
芽摘みは樹勢を見て行います。小枝を増やしたいあまり、なんでもかんでも摘めばいいというものではありません。芽出しの状態をよく観察して、弱々しいものは摘むのを控え、いったん伸ばして枝に力をつけたところで、芽摘みを行います。
●芽摘みの仕方のポイント
芽摘みの仕方は、樹種や生育状態によって異なります。1本の木でも、伸ばしたい枝と、これ以上伸ばしたくない枝など、樹姿を整える上で配慮すべき点があるので、一律に行ってはいけません。伸ばしたくない枝は、新芽がふくらみ始めたときに、基部の2~3芽を残して摘み取ります。伸ばしたい枝は、伸びた芽の基部を半分くらい残して先を摘み取ります。
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