上手な植え替え方
盆栽は、鉢という限られた範囲の用土に根を張り、水と空気、養分を吸収しながら生長していきます。根が鉢中いっぱいに伸びれば、新たに伸びる余地がなくなり、用土も粉状にくずれて固まって、水も空気も通らなくなります。土の養分もなくなるので、木は弱り枯死していまします。そこで、植え替えにより発根を促し、新しい用土に替えてやることで、通気と排水もよくなり、木は元気な姿によみがえります。
●植え替えの必要な鉢
植え替えは2年に1回か3年に1回とされていますが、それはあくまでもひとつの目安です。同じ樹種でも生育状態や鉢の大きさなどが異なります。植え替えが必要なのは、鉢中に水や空気が通らなくなった鉢です。そんな状態になると、水をやっても吸収されず、鉢の表面にたまっていたり、外にはじいてこぼれてしまいます。
●植え替えの時期
鉢の状態が悪いからといって、時期や木の状態を考えずに植え替えをするのはよくありません。枝葉が伸びる生長旺盛な季節に根を切ってしまうと、吸水活動が鈍り、木を弱らせることになります。
植え替えの適期は、樹種によって異なりますが、一般的には、春に芽がふくらみ始め、緑色がかってきた頃から、葉が開く前です。この時期はこれから活動期に入るので、根を切り詰めても傷口の回復が早く、植え替えによる木のいたみも少なくてすみます。生長が休止する前の9月中旬も適期ですが、寒さに向かうときなので、植え替え後には保護が必要です。
●植え替え前の準備
鉢中が濡れていると植え替え作業がしにくくなります。植え替えを行う鉢は、1~2ヶ日前から水やりを控え、鉢中を乾き気味にしておきます。
●植え替えは根づくりの好機
根張りは盆栽づくりの重要なポイントのひとつですが、根の大部分は土の中に隠れているため、普段はその様子を知ることができません。植え替え作業では、根全体の様子が観察できるので、根張りを検討し根づくりをする絶好の機会です。
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寄せ植え・石つき盆栽
盆栽に何本かの木を植えることによって自然の風景を作り出すのが、寄せ植えです。木と木が補助し合って一群の樹林の美しさを表すので、独立した木としては欠点のある素材でも、長所として生かすことができます。作るときのポイントは、何本かの木を配植するので、木が倒れないようにしっかりと固定することです。
石つき盆栽は、石と木の組み合わせによって、深山幽谷や荒波の打ち寄せる岩壁などの厳しい自然の景色を表現するものです。石つきに用いる石は、硬質でつるつるしたものより、石肌に凹凸があるものが適しています。
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