樹形づくりの基本手順
ポイント1 素材の長所を生かす
素材には、枝ぶりや根張り、幹模様などの長所と短所があります。樹形づくりの基本は、素材の長所を生かし、欠点を補ってやることです。
ポイント2 樹形づくりは1回では終わらない
樹形づくりは、2回、3回と繰り返して完成に近づけていきます。最初は樹形の骨組みづくりなので、枝抜きでは予備となる枝を残し、木の生長に合わせて枝順を決めていきます。
ポイント3 樹勢をつけておく
樹形づくりで枝を切ったり、針金で矯正したりすることは、木にとっては大きな負担になります。肥料をやり、負担に耐えられる樹勢をつけておくのが大事です。
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盆栽の代表的な基本樹形
自然で生育している樹木の姿は千差万別ですが、それらを類型化・ミニチュア化したものが盆栽の基本樹形です。盆栽づくりでは、先人たちが豊かな経験を基に編み出した伝統的な樹形を手本にすることが上達への早道といえます。
盆栽の主な基本樹形
盆栽の基本樹形は、幹の姿や幹の数、根姿によって、次のように大別することができます。
●直幹(ちょっかん)
根元から樹芯部に向かって幹がまっすぐに伸びている樹形です。根が四方に張り、立ち上がりから上にいくにつれて細くなっていきます。障害物などがなく、自然環境のよい平地で育っている樹木の姿です。
●模様木(もようぎ)
幹がゆるやかな曲線を描きながら伸びている樹姿です。模様とは幹の曲折のことをいい、風を避けたり他の木々や建物の陰から逃れたり、日光を多く浴びるなどの樹木の生長過程によって生じるものです。
●ほうき立ち
ほうきを逆さに立てたような樹形です。幹はまっすぐに立ち上がり、途中で何本かに分かれ、どれが芯なのかわからないような姿です。
●斜幹(しゃかん)
幹が斜めに倒れたような姿で伸びている樹形です。海岸や山沿いの斜面など、強い風が一定方向から吹き付けるために斜めに伸びた樹形を表現したものです。
●懸崖(けんがい)
幹や主枝が鉢よりも下方に伸びている樹形です。断崖絶壁のような自然環境の厳しいところに生え、風雪によって幹が根元から上に伸びることができず、下垂した樹姿です。
●吹き流し
幹や枝が一方になびいている樹形です。強い風が常に一定方向から吹いているために、風下の方向に曲がりながら伸びたものです。枝は、風の当たる側は伸びず、反対だけに伸びています。
●文人木(ぶんじんぎ)
細幹で枝数も少なく、飄々とした脱俗的な感じの樹姿です。
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