挿し木で新しい株作り

「挿し木」
茎や桟を切りとって土に挿し、根を出させて棟をふやす方法を挿し木といいます。枝や茎を切る位置、切る角度、挿す前に吸水させるなど、いくつかコツがあります。

茎や枝先を切りとり、土に挿してふやす方法のことで、土に挿した部分から根を出させ、新たな株を作るのです。革もの、枝もののうち茎のあるものなら、ほとんどの植物が挿し木できます。

「挿し木するときの注意点」
必ず新しく清潔な土を用意し、微風が吹き抜ける明るい日陰で管理します。だいたい2 週間から1 カ月ぐらいで根が出て、芽が動き出します。根が出るまでは特に水がきれないように注意を。

「挿し木の適期」
梅雨から初夏にかけての生長期です。この時期に盆栽の姿を整えるために暫定した枝先のうち、勢いのあるものを利用するとムダがありません。

◇STEP1 土
挿した枝は根がない分、水の吸い上げが苦手なので、水分をたっぶりと含む土作りが大切。
用土にこまかく刻んだ水コケを加えて水もちをよくする。

水ゴケはハサミでていねいにこまかく刻み、赤玉土小粒または鹿沼土とよく混ぜ合わせる。
土を駄温鉢に入れてよく湿らせれば、準備は完了。

◇STEP2 鉢
鉢底にネットをワイヤで拭定し、鉢底土を入れたら、用土を鉢緑から1 cm下まで入れる。

手で土の表面を軽くたたき整えたら、鉢底から流れ出るまで、たっぷりと水を含ませる。

◇STEP3 挿し穂
挿し木に使う枝のことを挿し穂という。挿し穂には枝先の勢いのある部分を使い、土に挿す前に下葉をとり除き、吸水しやすいよう切り口を斜めにカットする。

実がついている枝を避け、枝先を5 ~ 7cmで切る。すぐに水が入ったコップなどに入れて、切り口を乾
燥させないようにする。

挿し穂の切り口はさらに斜めに切り直し、水の吸収を助ける。挿し穂の長さの% の下葉は落とし、
水分の蒸発を抑える。

◇STEP4 植え付け
挿し穂が乾かないよう、水からあげたらすぐに用意した鉢に挿す。挿し穂がグラグラしたり、途中で抜けたりしないよう、しつかり土に埋め込むことがポイント。

指の腹で挿し穂を支えるようにしながら、土に差し込む。2cm はどの深さまで入れると安定する。

手を離してもグラつかない。挿し穂は2 ~ 3c m ほどの等間隔に挿していく。

まん中に1 本、周りに6本で直径15 cmの鉢いっぱいになった。このくらいの間隔が適当。

そして完成!

☆POINT 発根促進剤
発根促進成分入りの生長補助剤を規定の倍率で薄めて、挿し穂をつけ込んでから、堪えつける。液肥同様、水やりがわりに与えることも。ただし、肥料とIま成分が違うので、肥料がわりにはならない。

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